2022年第51回
ベストドレッサー賞 開催概要
発表・授賞式
【開催日時】
2022年11月30日(水)18:45~20:30
【開催場所】
セルリアンタワー東急ホテル『セルリアンタワーボールルーム』(地下2階)
【主催】
一般社団法人日本メンズファッション協会 ベストドレッサー委員会
【協賛】
オーロラ株式会社
関彰商事株式会社
太陽生命保険株式会社
帝人フロンティア株式会社
東急グループ
株式会社ハースト婦人画報社
受賞者プロフィール

野本 弘文(政治・経済部門)
東急株式会社 代表取締役会長
1947年9月27日生まれ、福岡県出身。早稲田大学理工学部土木工学科卒業後、71年に東京急行電鉄に入社。都市開発、不動産、メディア事業などを担当し、2003年、経営統括本部メディア事業室統括室長に。07年、取締役開発事業本部長などを経て、11年に代表取締役社長就任。15年に東急グループ代表となり、18年には東急株式会社代表取締役会長に就任。18年より東京商工会議所副会頭、19年より日本小売業協会会長、21年より日本民営鉄道協会会長も兼任。
創立100周年を迎えた東急グループを牽引する野本会長。自ら美しくあり続ける覚悟と美しい生活環境をつくる先駆者になる決意を込めた「美しい時代へ」というグループのスローガン同様、常に新しいことに挑戦する勇気をもった、心豊かで凛としたベストドレッサーです。

長坂 真護(学術・文化部門)
アーティスト
1984年8月10日生まれ、福井県出身。文化服装学院を卒業後、ホスト、アパレル会社経営を経て絵の道を志す。NYやパリの路上で絵描きとして暮らしたあと、2017年にガーナのアグボグブロシー地区にあるスラム街に渡り、現地の廃棄物を使った美術作品を制作。その売り上げでガスマスクの配布やリサイクル工場の建設など、2030年をめどにスラム街をなくすことを目標にさまざまな支援をおこなっている。
電子機器の残骸や古着などの廃棄物を素材に使った作品を発表し続ける長坂さん。資本主義社会のシワ寄せを受けて劣悪な環境で生きるガーナのスラムをなくすことが社会に対する自分の作品と、強い使命感をもち持続可能な社会を追求するベストドレッサーです。

岩田 剛典(芸能・スポーツ部門)
アーティスト・俳優
1989年3月6日生まれ、愛知県出身。2010年、三代目JSOULBROTHERSfromEXILETRIBE「BestFriend’sGirl」でデビュー。13年には舞台「あたっくNo.1」で俳優活動を開始。14年4月「EXILEPERFORMERBATTLEAUDITION」にてEXILE新パフォーマーに就任。EXILEと三代目JSOULBROTHERSfromEXILETRIBEを兼任しながら、昨年よりソロプロジェクト「BeMyguest」が始動。
アーティストとしてグループ活動、ソロ活動、そして俳優とマルチな才能を発揮する岩田さん。常にモチベーションを保てる場所に身を置き、向上心や野心を原動力として、いろいろなことに挑戦する感性と論理性に裏打ちされた表現者としてのベストドレッサーです。

杉咲 花(芸能・スポーツ部門)
俳優
1997年10月2日生まれ、東京都出身。2016年公開の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、第40回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞、新人俳優賞を受賞。また2020年度後期のNHK 連続テレビ小説『おちょやん』で、浪花千栄子をモデルにしたヒロイン・竹井千代役を演じて話題を集めた。この2022年には第30回橋田賞の新人賞を受賞。現在公開中の劇場アニメ『ぼくらのよあけ』で声優を務めるなど幅広く活躍中。
多くの話題作で主演を務め、今や日本を代表する俳優のひとりである杉咲さん。「服を着ることは、自分に自信をもたせ、自分を表現するためのツールであると同時に、相手への敬意を示すもの」と語り、意志の強さと自信に満ちて、美しく、凛々しいベストドレッサーです。

メイガス(芸能・スポーツ部門)
イリュージョニスト(マジシャン)
北海道生まれ。幼少期にマジックの楽しさに開眼。武蔵野美術大学入学の前年に、オーストラリア建国200年祭で初舞台を踏む。その後、プロの道に進みさまざまなショーを開催。2016年に単独冠番組出演、第69・70回NHK紅白歌合戦出演、18年には世界最大のマジック団体から「マリーン・アワード2018」を受賞。昨年は「NMFマジシャン・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞し、国内だけでなく世界的にも注目されている。
中世ヨーロッパを想起させるゴシック調の衣装に身を包み、摩訶不思議な世界を披露するメイガスさん。舞台衣装はイリュージョニストにとっては繊細で緊張感が凝縮された道具であるとか。ストレス解消には、ライダーズジャケットでハーレーに跨るベストドレッサーです。

大水 綾子(特別賞)
染織芸術家
1980年5月31日生まれ、東京都出身。多摩美術大学大学院修士課程を修了後、八重山上布の新垣幸子さん、経緯絣着物作家の石黒裕子さんに師事。その後、独自の織物作品の制作に入り、アパレルやストール、バッグなどの販売を開始。この2022年には、経済産業省とJR東日本による企画「MOVENIPPONwithTOPCREATORS 」で、日本のトップクリエイター27名のひとりに認定された。
https://youtu.be/En_FGmWjhKo
高校時代に道を定め、美術大学・大学院を修了後、染色・機織りの先達に弟子入りして知識や技術のみならず礼儀や感謝の心を身につけた大水さん。知恵と技が凝縮されたテキスタイルを心豊かな感性でつくりあげた上質なファッションを纏ったベストドレッサーです。

大谷 翔平(特別賞)
プロ野球選手
1994年7月5日生まれ、岩手県出身。花巻東高校1年生の秋からエースを務め、投手と打者を両立する「二刀流」の選手として話題を集める。2012年、NPBドラフト1位で北海道日本ハムファイターズへ入団。2017年、オフにポスティングシステムで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。2021年、日本人史上2人目となるアメリカンリーグシーズンMVPを満票で受賞。2022年には、打者として34本塁打・160安打・95打点、投手として15勝9敗・166回・219奪三振を記録し、規定打席と規定投球回をクリア。MLB史上初、ダブル規定数を達成した。
「二刀流」をひっさげて、北海道日本ハムを経てメジャーリーグ・エンゼルスで活躍し、次々と大記録を更新する大谷選手。デビュー当初は服装に無頓着ともいわれていましたが、業績と人気にファッションセンスも開花し、今やその偉業同様の一流のベストドレッサーです。